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  • 2022/12/31 更新

甲能光選手引退のご挨拶

甲能光選手引退のご挨拶

平素より弊クラブの活動にご理解、ご協力を賜り誠にありがとうございます。
今シーズン限りでの引退を表明している甲能光選手のご挨拶です。

【甲能光(こうのひかり)選手 プロフィール】

■ポジション
MF

■生年月日
1982年4月15日(40歳)

■身長/体重
175cm/63kg  

■出身地
埼玉県新座市

■サッカー歴
新座片山FC~ロクFC~大宮東高校~日本体育大学

■甲能選手コメント

さいたまサッカークラブを応援してくださる皆様、今シーズンもご声援ありがとうございました。
9月にリリースしましたが、今シーズンで35年間に渡るアマチュアサッカー選手を引退することにしました。
幼稚園で出会い始めたサッカー。新座片山FCでは「勝利への執念」と「仲間との絆」、ロクFCでは「サッカーの基礎」、大宮東高校では「感謝の気持ち」、日本体育大学では「自立」を学びました。Jリーガーになるという目標は達成できずに区切りをつけてサッカーをやめようと思っていましたが、三矢さんと元喜さんに出会い入団。社会人サッカーを何も知らずに加入して最初に驚いたのは、サッカーへの熱量。サッカーが大好きな集団。試合会場にはサポーター。こんなにも素晴らしい環境があるのだと驚かされました。
入団当初は尊敬する先輩方に支えられサッカーを楽しみました。3シーズン目からは、副キャプテン、翌年にはキャプテンをやらせてもらいました。勝てずに苦しい時もありましたが、ピッチ内外で先輩方のサポートを受け乗り越えられたことは忘れられません。先輩方が引退し、最年長となった33歳での左膝膝蓋腱断裂。全治1年半以上という大怪我をしました。2ヶ月の長い入院生活では、たくさんの方が病室にお見舞いにきてくれました。退院後の試合では、メッセージTシャツを着てアップをしている後輩たちの姿、気持ちの入ったプレーに胸が熱くなるとともに後輩たちが頼もしく見えました。1年半のリハビリを終え、多くの方々が見守る中での復帰戦、後輩たちのお膳立てで決めたゴールは生涯で1番ゴールです。
40歳までプレーできたのは、たくさんの方々の支えがあったからです。情熱を注いでくれる三矢さん。想像もつかないアイデアで楽しませてくれた秋さん。絶妙なタイミングで声をかけてくれる荻さん。陰でチームを支えてくれた近さんと大久保さん、純希。最高の状態でピッチに送り出してくれた楠美先生。大怪我から復活させてくれた望月さん。栄養改善でパフォーマンスを上げてくれた佐藤さん。たくさんの支えがありサッカーができたことを感謝しています。さいたまSCだけじゃなく国体も含めて一緒に戦った仲間。みんなとサッカーができ、同じ目標に向かって戦えたことは大きな財産です。そして、どんな場所にでもやってきてくれたサポーター。皆さんの応援で、どんなに苦しくても走ることができました。カテゴリー関係なくたくさんのチームと試合をし、素晴らしい選手と戦えたことも忘れられません。皆さんありがとうございました。
このチームでの活動ができたのは、同僚の先生方の理解がないとできませんでした。嫌な顔1つせずに送り出し応援してくれました。ありがとうございました。ホームだけじゃなくアウェー会場にも応援に来てくれた教え子たち。みんなからの応援はとても力になりました。ありがとう。
最後になりましたが、逞しい体と心に生み育ててくれた両親。やりたいと言ったことに1度も首を横に振ることなく、応援してくれました。両親に負けないくらい応援してくれた兄は1番のサポーターです。ありがとう。
子どもの頃に描いた目標は達成できませんでしたが、さいたまSCに加入し、たくさんの方々に支えられて幸せなサッカーLIFEを送ることができただけでなく、人として大きく成長することができました。言葉では表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
長くなりました。伝えたいことはまだありますが、ここで終わりたいと思います。
17年間、本当にありがとうございました。

さいたまサッカークラブNo.13 甲能 光